ファミリースタジアムな人々

『プロ野球ファミリースタジアム』(-やきゅう-、Pro Yakyu Family Stadium)は、1986年12月10日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたファミリーコンピュータ用野球ゲーム。「ファミスタ」(Famista)の通称で親しまれた(『ファミスタ'89開幕版』からは「ファミスタ」が正式名称となった)。 本項ではこのゲームソフト(以下“第1作目”・“第1作”)を原典とした日本における各種続編・派生作品についても解説する。 (※アメリカでは、本作シリーズは「RBI BASEBALL」「SUPER Batter UP」というタイトルで発売されているが、こちらについては英語版wikipediaなどを参照のこと)

概要

第1作目「プロ野球ファミリースタジアム」登場以前、ファミコンにおける野球ゲームは、ファミコン本体と同時発売された任天堂作品『ベースボール』が殆ど唯一なものとして存在していた[1]。それは当時としては決して出来が悪いものではなかったが、ROMカートリッジ容量の制約から、ゲームシステムをコンパクトにまとめる必要があった為、野球ファンを筆頭としたファミコンユーザーからは、より内容を充実させ、『ベースボール』の不満点(各選手(チーム)の個性がないこと、守備が自動守備のみであるがために守備時に野手をプレイヤーが操作できないこと等)を解消した “もっと面白い野球ゲームがプレイしたい”という欲求が高まっていた。 この様な“野球ゲーム飢餓状態”とでも言うべき状況下でリリースされた第1作目は、任天堂「スーパーマリオブラザーズ」の大ヒットにより社会現象ともいえるブームとなったことで、既に老若男女問わず広範囲にわたる層にユーザーが拡大していたファミコンゲーム市場において、大いに歓迎されることになった。 ※ただし、第1作目の成功はそれだけが原因では無く、『ベースボール』での不満点をことごとく解消した完成度の高い[2]作品であった事や、ファミコン発売当時よりも技術の革新[3]や錬度の向上などにより、高度なゲームが制作できる環境作りが整備された事などの点も大きい。